スポーツアロママッサージは、スポーツを楽しむすべての人々の可能性を広げます
スポーツアロママッサージは、パフォーマンスの向上に植物の香りなどの効能を利用して、心身の健康増進や怪我の予防に役立てる療法です。そこで用いるのが、植物の花、葉、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれる芳香物質。
1996年、この精油との出会いが、私の進むべき道を決定付けました
日本で一般的に行われているスポーツマッサージは、服の上から行うものです。しかし、欧米では素肌に精油をブレンドしたオイルや、クリームを伸ばしてマッサージをしたり、精油に含まれる薬効成分を利用して、体を温めたり、痛みを緩和したりするケアが行われてきました。
日々起こる痛みをどのように軽減して練習を続けていくかが、アスリートにとって大きな課題。特にエリートたちは、練習を休むことができません。このスポーツアロママッサージは、選手をリラックスさせるだけでなく、痛みや不快感をとってパフォーマンスを向上させることにも役立ちます。
オリンピックの選手村で
2000年、私はシドニーオリンピックに行く機会を得て、選手村で出場を待つ大勢の海外選手が、バーチオイルや、ローズマリー、ペパーミントを利用したアスリートケアの現場を目の当たりにし、日本の選手にも取り入れたいと思ったのです。
しかし、日本では一般的ではなかったので、専門に行う人もいませんでした。そこで私は、精油やチンキ、クレイなどを使ってアスリートのケアを行う者を、「スポーツアロマトレーナー」と名づけ、以来、「日本スポーツアロマトレーナー協会」というNPO法人を立ち上げ、専門のトレーナーの育成に励んできました。
最近では、プロのスポーツトレーナー、ご自分がスポーツを楽しまれている方をはじめ、アスリートの奥様や、お子さんがスポーツをしているお母様など、一般の方が学ばれることも多くなっています。
2020年に東京オリンピックの開催が決まり、日本スポーツアロマトレーナー協会への当合わせも増えました。スポーツは心技一体。体だけでなく、メンタルの状態も整っていなければ結果は残せません。疲労や痛み、さらには恐れや不安などを取り除き、ポジティブなマインドに導いてくれる、スポーツアロママッサージの普及に、これからも全身全霊努めていきたいと思っています。
コメントをどうぞ!